作業療法士とは・・・
理学療法士と並ぶリハビリテーションの国家資格です。
国家試験を受けるためには、指定養成施設・学校で3年以上、専門知識と技術を習得すると、卒業と同時に受験資格が与えられます。養成施設には、4年制大学、3年制短期大学、専門学校などがあり、いずれもリハビリ施設や病院で810時間以上の臨床実習が行われます。作業療法士の需要が高まるにつれ、試験の難易度は年々高まってきています。
リハビリの対象となるのは、生まれつき障害のある人や病気や事故で障害を負った人、高齢のために身体や精神の機能が衰えた人、認知症の人など広範囲にわたります。理学療法士が基本的な機能を回復させるのに対し、作業療法士は日常生活ができる応用力をつけるためのサポートを担っています。
作業療法士の行う作業療法は、おもに理学療法のリハビリで基本動作が回復した患者に対して行われ、日常生活をスムーズに送るための複合的動作を可能とする訓練を行うリハビリ専門家です。
日常動作である【生活活動(食事、料理、掃除等)】の訓練には、レクリエーションや、創作活動(編み物、陶芸、絵画、音楽など)もリハビリの手段として用います。